一般的なエコキュートであれば、取扱説明書などにも「井戸水は使えません!」と注意書きがされています。

その最大の理由は、井戸水などの地下水には多くのカルシウムが含まれており、エコキュートで使用する場合、このカルシウムが故障の原因となってしまう場合があるからです。

カルシウムなどの成分を多く含む水をエコキュートで使用した場合、エコキュート内部の熱交換器でカルシウムが固体成分として生じる恐れがあります。最初は小さな固体成分だとしても、エコキュートで井戸水を使い続ける限り、その固体成分はどんどん増えていくことになるのです。そして、増えてしまったカルシウムの固体成分がエコキュート内部で目詰まりを起こしてしまうことになり、故障が発生します。

つまり、エコキュートメーカーからすれば、井戸水を使用した場合には、本来の耐用年数も持たずに故障してしまうことがわかっているため、トラブルを避けるためにも井戸水や地下水を生活用水として利用している家庭ではエコキュートの使用を禁じているわけです。もちろん、消費者側からしても、生活に必要不可欠な給湯器が、いつ故障するか分からない…といった状態になるのでは、エコキュートがいくら給湯コストが安くても導入するわけにはいかないでしょう。

ただ検査をして水質を満たしていれば、使用可能なメーカーもいくつかございますので、
一度お問い合わせいただければご案内させていただきます。