今回は、コロナ製のエコキュートをご利用中のご家庭で、「故障かな?」と考えられるようなトラブルが発生した場合の対処法をご紹介します。

エコキュートは、どのようなメーカーの機種を利用していたとしても、一般的に10~15年程度が寿命といわれています。もちろん、エコキュートのように、毎日利用する住宅設備であれば、使い方によって寿命が前後するもので、購入してまだ数年しかたっていないのに思わぬトラブルが発生してしまうことも少なくないですし、突然の故障でどうして良いか分からない…となってしまう人も多いように思えます。

そこで今回は、コロナのエコキュートをご利用中の方のため、「故障かな?」と思えるトラブル事例と、その対処法をご紹介します。

「お湯が出ない…」系のトラブルについて

コロナのエコキュートに限らず、「お湯が出ない…」系のトラブルは、水回りの設備に多い故障の一つです。しかし、お湯が出なくなる理由はいくつか考えられるのです。

お湯を使いすぎてお湯が出ない

このパターンは故障ではありませんので、修理不要です。エラーコード「C3」が表示されます。

エコキュートは、ガス給湯器とは異なり、貯湯タンクにお湯を貯め置きして、そこから給湯するシステムです。そのため、貯湯タンクのお湯を使い切ってしまった場合にはお湯が出なくなってしまうのです。家族構成やライフスタイルを考えてタンク容量を選択すれば、日常的に起きる現象ではないのですが、来客で使用湯量が増えた…という場合にお湯切れしてしまうことがあるのです。この場合は、沸き増しすればOKです。

配管が凍結してお湯が出ない

コチラも故障ではありません。エラーコードは「E14」「E16」などが表示されます。

冬場など、極端に気温が下がった日には、エコキュートの配管が凍結してしまう場合があるのです。気温が上昇し、凍結が無くなればお湯が出ますので修理不要です。

エコキュートの凍結トラブルは「冬場に多いエコキュートのトラブル!配管凍結時の解決法と凍結対策について」でまとめていますので、こちらもご参照ください。

地域で断水している

エコキュートに何の故障が無い場合でも、地域全域で断水が起こっている場合などはお湯が出なくなります。この場合、断水が解除されるまで待つしかありません。

ちなみに、断水を判断する場合には、水を出してみて水も出なければ断水の可能性が高いです。水は出るのにお湯だけでないという場合は、エコキュートの故障が考えられますので、販売店に連絡しましょう。エラーコードは「E14」「E16」です。

メンテナンス時のミス

エコキュートは定期的に機器のメンテナンスをしてあげる必要があります。その時に、給水専用止水栓を閉めたままにしてしまい「お湯が出ない…」とパニックになってしまう人も多いです。エコキュートのお湯が出ない時には、まず給水専用止水栓をチェックして、これを閉じていたのが原因の場合、修理は不要です。

コロナのエコキュートを利用中に「お湯が出ない…」となった場合、上記のような点をチェックしましょう。どこも問題なければ、販売店やメーカーに連絡しましょう。

お湯が止まらなくなるトラブル

エコキュートのトラブルとして「お湯が出ない…」とは逆に「お湯が止まらない…」というものも多いです。

これは、入浴時に入浴剤をよく使うご家庭に多く、浴槽循環口のセンサ周りが汚れてしまい、浴槽にはられた湯量にセンサが反応しなくなり「お湯が止まらない…」なんてトラブルになるのです。このような現象が出た場合、まずエコキュートの電源を落とし、給湯を止めたうえで循環口を清掃しましょう。それでも治らない場合は、水位センサが故障している可能性が高いので、専門業者に修理してもらう必要があります。

水位センサの異常は、エラーコード「E20」が表示され、修理費用は2~4万円程度です。

シャワーからお湯が出なくなるトラブル

エコキュートを利用している場合、蛇口からは問題なくお湯が出るのに、シャワーからはお湯が出ない…なんてトラブルもあります。この場合も複数の要因が考えられます。

水圧と湯圧のバランスが悪くなっている

シャワーへの給湯は、お湯と水を調整して最適な温度のお湯を供給します。この時に、水の圧力が高すぎると、お湯が混じりにくくなってしまいお湯よりも水が多くなり「お湯が出ない…」という状況が発生してしまうのです。

故障を疑ってしまう症状ですが、水の止水栓を少し絞るなど、水とお湯がバランスよく出るように調整すれば直る場合があります。これで直ったら修理の必要はありません。

エコキュートの設定温度が低すぎる

節約のためなど、エコキュートの設定温度を下げて利用する人がいますが、この場合、シャワーで十分な温度を得られない場合があり、お湯が出なくなってしまう場合があります、例えば、夏場などに設定温度を下げて利用していると、秋口に入り突然寒い日があった際には「お湯が出ない…」「ぬるい湯しか出ない…」となってしまう場合があるのです。 このような場合は、エコキュートの設定温度を見直せばトラブルが解消されます。つまり修理は必要ないでしょう。

シャワーヘッドなど部品の故障

シャワーヘッドなどは、経年劣化によって目が詰り、お湯の出が悪くなってしまうことがあります。他にも混合栓のサーモバルブなども経年劣化で故障してしまう可能性があるので、その場合、交換が必要です。

こういった部品交換は、自分で行うのは難しいですので、専門業者に依頼しましょう。修理費用相場は2~4万円程度です。

お湯はりができなくなった…

エコキュートを利用中に、突然お湯はりができなくなった…というトラブルが発生する場合があります。これは「お湯が出なくなる…」というトラブルと基本は同じですので、まずは、上で紹介した対処法を試してみましょう。それでもダメな場合は、以下のような理由が考えられます。

リモコンの設定が原因の場合がある

近年のエコキュートは、高性能化が進んでいますので、電気料金が高い時間帯の使用を制限する目的など『ピークカット設定』と呼ばれる機能があります。この設定をしている場合、設定した時間は自動湯増しなどを行いませんので、「お湯はりをしない…」などと勘違いしてしまうことがあるのです。これが原因の場合は、故障ではありませんので、修理の必要はありません。設定を切るか設定の見直しを行いましょう。

フィルターが詰まっている

エコキュートは、浴槽の循環口を通じて給湯を行います。循環口にはフィルターがついているのですが、この部分は非常に汚れやすく、汚れが溜まってしまうとお湯の流れを阻害してしまうのです。他にもエコキュートのストレーナーも汚れが溜まってしまいますので、まずはこれらを掃除してみて、再度お湯はりをしてみましょう。

ちなみに、コロナのエコキュートで「H16」というエラーコードが表示されている場合、給水ポンプに何らかの異常があるということで、多くの場合ストレーナーの汚れが原因です。したがって、「H16」のエラーが表示されたらストレーナーの確認をしてみましょう。

上記のようなお手入れをしてもお湯はりができない場合、故障の可能性がありますので専門業者に連絡しましょう。

水漏れトラブルについて

エコキュートは、水やお湯を扱う住宅設備ですので、水漏れ関連のトラブルは少なくありません。ただし「エコキュートの代表的なトラブル事例と修理相場をご紹介します!」の記事でご紹介しているように、貯湯タンクやヒートポンプ本体からの水漏れはそこまで心配する必要はないでしょう。これ以外の水漏れについては、配管の接続部分やパッキンなどが経年劣化してしまい、水漏れが発生してしまう…なんて理由が考えられるので注意が必要です。

また、台所へつなぐ配管などは、壁の中を通っていますので、目で水漏れを確認することができません。そのため「水漏れしていそう…」などと不安に思った時には、一度すべての蛇口を閉じてみて水道メーターの確認をしてみましょう。水道メーターが動いているようであれば、配管の劣化などを原因にどこかで水漏れが発生しています。

水漏れの修理に関しては、専門業者に依頼しましょう。修理費用相場は、故障個所によって大きく異なり、安い場合は数万円で済みますが、高ければ20万円以上になる場合があります。あまり修理費用が高い場合には、新しいエコキュートに入れ替えしたほうが結果的に安くつくと思います。

「H31」というエラーコードは注意

コロナのエコキュートでは、「圧力スイッチの異常」が発生した場合、リモコンに「H31」のエラーコードが表示されます。このエラーコードが表示される原因はいくつかあるのですが、まずは以下の手順で対処してください。

  1. エコキュートの電源もしくはブレーカーを切る
  2. 60秒程度時間を置く
  3. 1で切った電源orブレーカーを再度入れる

上記作業は、エコキュート本体のリセットなのですが、圧力スイッチの誤作動などでエラーコードが出ていたのであれば、これでエラーコードは消えます。しかし、エラーコードが消えない場合には圧力スイッチや基盤の故障が考えられますので専門業者による修理が必要です。

この場合、基盤の交換などが必要になりますので、修理費用は10万円以上かかってくると思います。長く使用して寿命が近いエコキュートの場合は、本体ごと交換するのがオススメです。

まとめ

今回は、コロナ製のエコキュートを利用している方のため、日々の運用で突然発生してしまうトラブルと、その対処法についてご紹介しました。

この記事でご紹介したように、「故障かな?」と思えるトラブルの多くは、単純な使い方の間違いなどが原因なことも多いですので、万一何らかのトラブルに見舞われた場合には、上でご紹介した対処法を試してみると良いでしょう。しかし、きちんと対処したににもかかわらず、トラブルが解消しない場合、エコキュートが故障していると考えられます。その場合は、できるだけ早く専門業者に連絡し、修理してもらうのがオススメです。 ただし、エコキュートの修理の中には、10万円を超えるような高額な修理になってしまう場合も少なくありません。そのような場合、エコキュートを導入して何年目なのか?もよく考えて、修理するのか、買い替えるのか選択するようにしましょう。10年以上利用しているエコキュートであれば、高額な修理費用をかけて直したとしても、すぐに別の場所が故障してしまい、修理費用が嵩んでしまう…なんてことも多いのです。