今回は、エコキュートの導入をご検討中の方が、ご家庭に最適なエコキュートを選択するためにおさえておきたいポイントをご紹介したいと思います。

家庭で使用する給湯システムといえば、マンションなどでも広く普及しているガス給湯器をイメージする人が多いと思います。しかし、近年では家計にかかる給湯コストを大幅に削減できると、電気でお湯を沸かす『エコキュート』の人気が高くなっています。エコキュートは、2007年に販売を開始され、販売開始から10年以上を経過した現在では、その人気の高さから、多くのメーカーが開発・販売に参入しています。そのため、一口に『エコキュート』といっても、メーカーの違いなどによって製品の機能や大きさなどがかなり違ってくるのです。したがって、エコキュートの導入を検討した際には、「どの機種を選択すれば良いのか?」ということを考えなければならず、選択肢が多すぎて「どれを選べば良いか分からない…」と困ってしまう人も多いと耳にします。

こういった住宅設備に関して、選択肢が多いということは消費者にとって嬉しいポイントになると思われがちなのですが、多すぎる選択肢だと、逆に困ってしまうものなのです。そこで今回は、ご家庭にとって最も使い勝手の良いエコキュートを選ぶために、おさえておきたいポイントをいくつかご紹介していきます。

エコキュートには『タイプ』がある

エコキュートの機種選びを進める時に、まずおさえておきたいのは『タイプ』の違いです。エコキュートには、お湯の温め方や機能の違いによって『フルオート』『オート』『給湯専用』と3つのタイプに分けられるのです。以下で、それぞれのタイプの特徴をご紹介しますので、どのタイプの機能が必要かを選択しましょう。

フルオートタイプのエコキュート

エコキュートの中でも最も高機能で、高額になるのが『フルオート』タイプです。フルオートは、ボタン一つで「お湯はり」「保温」「足し湯」などを全て自動運転してくれるため、非常に便利に使うことができます。例えば、お風呂にお湯を入れる場合でも、ボタンを押せば自動でお湯はりをスタートしてくれ、設定量のお湯が貯まると勝手にお湯の供給をストップします。さらに、お湯が減った、ぬるくなったなどの場合でも、自動で足し湯や追い炊きを行い、設定した湯量と温度を保ってくれるのです。 このように非常に便利な機能がついているフルオートタイプですが、設定をしている限り自動で足し湯や追い炊きをしてしまうため、設定の切り忘れ等があると余計な光熱費が掛かってしまう場合があります。

オートタイプのエコキュート

オートタイプについては、フルオートタイプの機能が少し減ったタイプです。例えば、自動でお湯はりなどをしてくれるのですが、保温やたし湯などを自動で行う機能はありません。つまり、お湯が減ってきたり、ぬるくなってきたら自分で差し湯などをする必要があるのです。

機能が減っている分、自分でしなければならないことが増えますが、本体価格がフルオートよりも安くなる、設定の切り忘れで余計なコストがかかるリスクが少なくなるというメリットがあります。

給湯専用タイプのエコキュート

お湯を沸かすことに特化したのが『給湯専用』タイプのエコキュートです。このタイプは、自動でお湯はりをする機能などがついていませんので、自分で蛇口を開けてお湯はりをする必要があります。もちろん、足し湯や追い炊き機能などもありません。上記2つのタイプよりも機能が少なくなるため、本体価格は最も安くなります。つまり、手間を省くよりもとにかく安く導入したいと考える方にオススメのタイプとなります。

なお、設定量までお湯が貯まるとメロディなどで知らせてくれるなどの簡易的な便利機能がついたモデルもあります。

家族構成によって最適なタンク容量が違う

次に注意しておきたいポイントは、エコキュートの『タンク容量』についてです。特にガス給湯器からエコキュートに入れ替えする場合には、使い勝手がかなり変わりますので注意が必要です。

ガス給湯器は、『瞬間式』と呼ばれる給湯システムで、必要な時に必要な分のお湯を作るというシステムです。しかしエコキュートは、電気代が安い深夜帯にお湯を沸かし、あらかじめ貯湯タンクに貯め置きしておくというシステムになるのです。したがって、貯めている以上のお湯を日中に使用してしまうと、お湯不足になってしまう可能性があるのです。

日々の生活で必要になるお湯の量は、家族構成やライフスタイルによって異なりますので、日常的にお湯切れを起こしてしまう…など、使い勝手が悪くならないようなタンク容量の物を選ばなければいけません。以下に、一般的に言われている家族構成ごとのタンク容量をご紹介しておきますので参考にしてください。

  • ワンルームマンションなど、一人暮らしの場合・・・150~200L
  • 2~3人家族の場合・・・300L
  • 3~4人家族の場合・・・370L
  • 4~5人家族の場合・・・460L
  • 5~7人家族の場合・・・550L

このように、家族構成によって、最適なタンク容量が異なるのです。なお、ライフスタイル的に頻繁にシャワーを浴びる…などと言った場合には、ワンランク上のタンク容量を選んでおくのがオススメです。また、数年後に子供が中学生になり、部活などで使用湯量が増えそう…などと予想できる場合も、大き目なサイズを選んでおく方が、結果的に経済的に利用できる場合があります。この辺りは、販売店の方に相談すれば、的確なアドバイスがもらえると思います。

設置スペースのことも考える

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットによって構成されるため、ガス給湯器などと比較すると、広い設置スペースを確保する必要があるのです。ガス給湯器は、小型化が進んでいるため壁掛け設置するのが普通など、ほとんど設置のためのスペースを必要としないのですが、エコキュートはそうではないのです。

したがって、エコキュートの導入を検討した場合には、設置できるスペースがあるのかを専門業者にきちんと確認してもらうのがオススメです。特に、エコキュートの設置を予定している場所の地盤が軟弱な場合、コンクリートによる基礎を作らなければならないなど、設置工事を進めるためのスペースも必要になるのです。

近年では、広い設置スペースが確保できないご家庭のため、ヒートポンプユニットと貯蔵タンクの奥行きを薄いタイプにしたものや、ヒートポンプユニットと貯蔵タンクを一体化させたタイプも登場していますので、スペース的なハードルは下がってきています。それでも、場合によっては設置不可の可能性があるので、事前に調べておくのがオススメです。

まとめ

今回は、エコキュートの導入を検討した場合、家庭に最適なエコキュートを選択するためにおさえておきたいポイントをご紹介してきました。

この記事でご紹介したように、エコキュートの需要がどんどん高くなっていることから、エコキュートの開発・販売に参入するメーカーが非常に増えています。もちろん、メーカーによってエコキュートの開発ポイントが変わってしまいますので、搭載される機能や大きさが機種によってかなり違ってくるのです。したがって、エコキュートの導入を考える場合には、まず「どういった機能を持った機種が必要なのか?」を考えて、それに見合うスペックの機種を選ぶようにしましょう。また、タンク容量やスペースに関しても、ご家庭ごとに条件が全く変わりますので、使い勝手が悪くならないようきちんと検討すべきでしょう。

現在エコキュートの導入を検討している方で、選択肢が多すぎて「どの機種が自分に最適なのかさっぱり分からない…?」と迷っている方がいれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。まじめデンキでは、経験豊富なスタッフが、お客様のご要望や家族構成、ご予算などをお伺いし、条件にピッタリな機種選びからアドバイスさせていただきます。