今回は太陽光発電において最も重要な太陽光パネルについてですが、
昨今では国内外と色々な電気メーカーが太陽光発電事業に参入している為、たくさんの種類の太陽光パネルが販売されています。
実際に設置しようと思っても、一体どのメーカーのものを付ければいいのかな?
何がどのようにいいのかわからない!などお困りの方も多いかと思います。
そんな方の為に
各メーカーごとの特徴や、価格帯なども含めてご紹介したいと思います。

メーカー別パネルの特徴

パナソニック

パナソニックは言わずと知れた太陽光発電の代表的なメーカーでもあります。色々と種類はありますが
パナソニックの太陽光パネルの中でも人気なのが「HITシリーズ」と呼ばれている3重構造のパネルで、通常のパネルで使われている結晶シリコンは熱に弱いとされていますが
パナソニックの場合、パネルの間にアモルファスシリコンと呼ばれる熱に強い層を挟み込むことで、電荷の消失を低減させ、従来のものよりも発電における発電効率を5%以上高くしたと言われています。この発電効率は業界の中でも2位をたもっています。
パナソニックはパネルの変換効率の高さだけでは無く、保証内容も充実しており無償の保証期間が他社より圧倒的に長く、モジュールは25年、その他の周辺機器に関しては15年も無償保証がついています。
価格帯は以前よりも少しずつ安価なものもでており、
品質・価格・保証の点を総合的にみるとパナソニックが人気の理由がわかるでしょう。

カナディアンソーラー

カナディアンソーラーは海外メーカーの中でもトップシェアを誇るメーカーです。
カナダで生産されたメーカーですが、生産国の拠点を中国においている為、
実質的には中国メーカーとして位置付けられています。
特徴は何と言っても低価格と行ったところでしょう。
国内産のメーカーでも低価格化は進んでいますが、「少しでも初期費用を抑えて費用を回収したい!」と考えるならばカナディアンソーラーがおすすめです。
カナディアンソーラーは価格が安価なだけでは無く、パネルにはPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)という技術が採用されており
品質的にも優れています。
特に「Platinum(プラチナム)」というシリーズに関しては変換効率19%以上を誇っており、変換効率が国内トップクラスのメーカーと大差がないのも魅力の一つで、コスパを重視するのであればカナディアンソーラーがおすすめです。

長州産業

長州産業は国内のトップ電気メーカーに比べると聞き慣れないメーカーかも知れませんが、太陽光発電業界では主力のメーカーとして知られています。
長州産業は研究から開発・組立て・製造までの工程を一貫して、
山口県にある自社工場で行っている為、開発と製造の密な連携が可能になり、
高度な生産ラインを維持しています。
その為、質の良い品質と低コストを実現させています。

更に、長州産業は保証の面でも力を入れており、
モジュールの無償保証25年・周辺機器の無償保証を15年に加えて
太陽光発電の施工時における雨漏りなどにも10年間の保証を対応しています。
ちなみに、雨漏り保証に関してはメーカーの施工認定をとっている施工店での設置のみ有効となりますので、設置の際には認定店かの確認をしておきましょう。
安心の製品をお求めなら長州産業品はおすすめです。

シャープ

シャープは太陽光発電にいち早く参入した会社である為に、歴史が長く、その分世界No1のシェア数を誇っています。
今やその件数は81万件にも及びます。
そして、様々な形状の屋根に対応できるように、種類が豊富なのがシャープの魅力です。
その為、屋根の形状や種類にかかわらず、無駄なくパネルを設置することができる為、設置しにくい屋根の方にも人気です。
変換効率もかなり高い数値で競合他社にも負けません。
また、独自の見守りシステムとして「WEBモニタリングサービス」を無償で導入しており、設置後も手厚くユーザーをフォローしてくれます。
専門の担当員が不具合や発電不良などを随時細かくチェックしてくれる為、安心して設置することができます。

ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティアはシェルマークのガソリンスタンドで有名な、昭和シェル石油のグループ会社として太陽光電池の開発から製造販売までを宮崎県にある自社工場で一貫して行っている純国産メーカーです。
一般的にシリコン系で作られている太陽光パネルと違って、独自の「CIS太陽電池」をしようしたパネルを作っています。
「CIS太陽電池」は影に強い特徴がある為、曇りの日や、パネルに影がかかったとしても他社より発電量が落ちないという強みを持っています。
純国産品で、しかも年間発電量が多い割に価格帯は割安となっている為、人気があります。
また、見た目もパネルに線が入っていない、真っ黒のパネルにしている為スタイリッシュになっているのも魅力の一つです。

京セラ

京セラの太陽光パネルの特徴は長期耐久性に優れている点です。
千葉県に設置されている太陽光発電パネルは日本で最も古い太陽光電池とされており、長期耐久性を物語っています。
太陽光発電ではシャープがいち早く参入しましたが、住宅用の太陽光電池に関しては京セラが業界のパイオニアと言われています。
変換効率に関してはそこまで高くはありませんが、様々な形状のものがラインナップされている為、複雑な屋根の多い日本の太陽光電池には適しています。

東芝

東芝は自社での製造はしておらず、OEMという形をとって、米国のサンパワー社の製品を販売しています。
サンパワー社では単結晶シリコンの太陽光パネルの生産に優れており、高い変換効率を実現しています。
そのパネルの特徴は「バックコンタクト方式」という技術を採用しており、
表面にある電極を全て裏面に配置するなどの細かい技術でより多くの光をモジュールに取り込むことに成功しています。
その為発電量もトップクラスで性能ではパナソニックに負けない太陽光電池を販売しています。
価格帯の面では今後安価な物ができるのを期待しています。

まとめ

今回は太陽光発電の各パネルメーカーの特徴や強みをご紹介しました。
各メーカーで性能や価格、安心面など良いところとデメリットな部分があります。
まずはご家庭の予算や屋根の形状、条件を今一度洗い出して見ることで、
ご自身の家庭に合ったメーカーの商品を見つけることができると思います。
まじめデンキでは沢山のメーカーを見比べてきたベテランスタッフが、お客様の家庭に合った商品をご提案することができますので、是非一度お気軽にまじめデンキまでご相談ください。